「シンメーの技術」

板鍛造

板鍛造とは、プレス板材に冷間鍛造の成形技術を盛り込むことで、部分的に板厚を減少させたり増肉して、切削などの機械加工でしかできなかった凹凸形状をプレス加工の中で加工する技術です。シンメーは、金型に高精度・高剛性技術を盛り込み、一般プレスで板鍛造を実現。大幅なコストダウン効果をご提供します。

◆多彩な凹凸形状

製品の機能に合わせて板鍛造で可能な形状をご提案します。多彩な凸凹形状を成形することが可能です。

◆コストイメージ

シンメーの板鍛造は、「一般プレス機」+「高剛性・高精度金型」を主としています。自社製金型により、ハイエンドな高剛性プレス機を使用しない領域での板鍛造を可能にします。マシンコストを抑えることにより、大幅なコストメリットを実現します。

◆加工事例

シンメーの板鍛造の加工事例をご紹介します。

高精度プレス加工

1μm以下の精度まで金型精度を引き上げることによって、切削などの機械加工と同等の精度で加工することが出来ます。例えば穴の精度をH7で仕上げることが可能です。ニーズに合わせ、側面を鏡面にすることもできます。またプレスの場合、異形状の孔でも同じ精度が可能ですので製品設計の幅が拡がり、さらにコストダウンが見込めます。

多種多様な材質に対応

一般鋼(SPHC、SPCCなど)、自動車構造用熱間圧延鋼(SAPH440など)、特殊鋼(SCM415、S45C、S22CBなど)、ステンレス(SUS304、SUS430など)、無酸素銅(C1020)、真鍮(C2600、C2680)、多種金属の加工が可能です。その他金属もお問い合わせ下さい。

品質を支えるQMS体制

プレス製品の品質は金型で決まるといっても過言ではありません。シンメーは、培ってきた量産ノウハウで金型を確実に管理し、プレス部品の品質を維持しています。さらにQMS体制を確立し、継続的な改善を実施。常に高品質なプレス製品を提供するために、リスク分析による管理を行なっています。この品質管理システムを改新し、2021年3月にISO9001:2015を認証取得しました。